睡眠

皆様は「睡眠負債」という言葉をご存じでしょうか?

睡眠負債とは、アメリカの睡眠学者達が提唱する考え方で、身体に必要な睡眠時間に対する不足分が毎日の睡眠不足によって徐々に溜まってしまい「マイナス分(睡眠の不足分)=負債」のことを呼んでいます。睡眠負債が増えることで身体の不調など、健康へのリスクが高まると言われています。

例えば、8時間の睡眠が必要な人が、平日は仕事などで5時間しか眠れなかったら、休日の週末にたっぷり眠ることで平日の不足分を補うことができるというのです。

お金と同様に「睡眠負債」もしっかりこまめに返済し、健康のバランスを保たなければいけないという考え方なのです。

 

【睡眠負債の身体への影響】

睡眠負債の額が大きければ大きいほど、健康へのリスクも増大するといいます。

「仕事や勉強のパフォーマンスが低下している」「布団へ向かう前にソファーなどで寝てしまう」「仕事中に寝てしまう」「お酒を飲むとすぐ酔っぱらってしまう」「イージーミスや物忘れが多い」などの兆候が現れたら、それは「睡眠負債」が蓄積されはじめている可能性が高いかも知れません。

 

【睡眠負債を解消するには】

「睡眠負債」は、眠る以外の方法で返済することはできません。最低2週間分の睡眠負債までは脳が覚えているとも言われてますから、こまめに「睡眠負債」の返済を行い解消していくしかないようです。

寝溜めをすることは出来ませんが、休日に少し長めに眠ることで、睡眠負債を減らしていくことは可能です。但し、寝過ぎは身体のリズムを狂わせてしまうことになり、かえって身体に悪影響を及ぼしてしまいます。

週末の睡眠負債の返済は、平日より2時間多い睡眠時間にとどめておきましょう。午後4時まででしたら、短時間の昼寝も効果的と言われています。午後の4時までの20分程度の昼寝は、夜の睡眠にあまり影響を与えないといわれていますし、少しの睡眠でも蓄積した睡眠負債が徐々に解消されていくものです。どうしても状況的に昼寝や仮眠が無理な場合は、椅子に座って15分くらい目を閉じたりするだけでも効果はあるようです。

睡眠の先行投資、すなわち仮眠も有効的だと言われています。例えば仕事や勉強で徹夜をしなければならない場合やあまり睡眠をとれない日が分かっている場合は、短い時間でも仮眠を取ることで眠気が和らぎ、集中力が増し、疲労感が減少するといいます。

まだまだ睡眠については解明されていないことも多く、日々研究がされているようです。少しでも睡眠負債という考え方を理解し意識していくことが大切のようです。