ローテーターカフ

ローテーターカフ(回旋筋腱板)とは、①棘上筋、②棘下筋、③小円筋、④肩甲下筋の4つの筋肉を総称したものです。肩関節は動く範囲が広いのですが、その反面不安定な関節でもあります。不安定な肩関節の状態をしっかりと安定させているのがローテーターカフになります。

ローテーターカフに負担が掛かり過ぎたり、何らかの問題が生じると肩に様々な障害が現れます。代表的なものが四十・五十肩やインピンジメントといった症状です。これらの症状はローテーターカフが適切に緩んだり緊張したりすることが困難になり肩関節がスムーズに動かなくなったことが原因だと言われています。またローテーターカフが弱ると腕をしっかり固定することができなくなり腕の位置が少し前にズレてしまい腕の重心がズレるので僧帽筋などへの負担が強くなり肩コリの原因にもなる場合もあると言われています。

重要な働きをしているローテーターカフですが常日頃から肩や肩甲骨を動かしたりして適切に刺激を与えていれば良いのですが、デスクワークや同じ姿勢や同じ動作の作業を続けていると働きが衰えてきてしまいます。予防法としては休憩時間や気付いた時に習慣で肩や肩甲骨を意識して大きく動かすと良いかと思います。詳しいローテーターカフのトレーニング法については今回は割愛させて頂きますが、肩をよく使うスポーツをされている方は補強の筋力トレーニングをするのもケガの予防として一つの方法です。ローテーターカフは小さい筋肉なので大きな筋力を発揮することができないので大きな負荷には耐えられないのです。他の大きな筋肉と同じように強い負荷を掛けてトレーニングをしてしまうとかえって痛めてしまいます。負荷を掛けても数Kgなど、ダンベルやチューブトレーニングなどをする方法が良いと言われています。しかしローテーターカフだけを鍛えれば良いというものでもありませんので、ローテーターカフは肩甲骨から出てくる筋肉ですので土台である肩甲骨が不安定だとうまく鍛えることはできません。まずローテーターカフを鍛えるには肩甲骨周囲の筋肉トレーニングをして、肩甲骨がしっかりするようになったらローテーターカフのトレーニングをすることも大切だと思います。

 

 

① 棘上筋

 

② 棘下筋

 

③ 小円筋

 

④ 肩甲下筋