腸内フローラ

最近、耳にすることが多い腸内フローラですが、私たちの腸には約3万種類、1000兆個に及ぶ細菌類がすんでいます。重さにすると1.5kg(約500mlのペットボトル3本分)。私たちの身体を構成している細胞の数は60兆個、その16倍近くの細菌類が私たちのおなかの中にすんでいることになります。

腸内細菌類のことを「腸内フローラ」と言いますが、「フローラ」とはお花畑を意味し、細菌類が作る集落が色鮮やかで、形がとても綺麗だからでだそうです。

「腸内フローラ」の働きは、腸内細菌類が「縄張り」を主張しているからで、新たに侵入してきた菌に対しては、「腸内フローラ」を形成している細菌類が盛んに攻撃を繰り返します。「腸内フローラ」間の緊密な連携によって免疫系が活性化しており、それがウイルスなどの病原菌などの新たに侵入してきたウイルスや菌を排除しているのです。但し、ストレス、睡眠不足、偏った食生活などの影響で腸内フローラの環境が崩れてしまうことで、ウイルスや病原体の侵入を許してしまい病気になってしまいます。

腸内フローラは3歳までに形成されることが分かっています。赤ちゃんはお母さんの体内では無菌状態で育ちますが、へその緒を切ってこの世に誕生した時から、たくさんの菌と接触するようになります。お母さんやその家族、身の回りの全てのもの、食べ物や飼っているペットなどから、どんどん菌を取り込むことで腸内フローラが形成されていきます。

「腸内フローラ」を構成している腸内細菌は、私たちの身体を多方面から守り、病気にならないように、また、老化を防ぐように働いていることが最近の研究で分かってきているようです。